それは唐突な行動だった。
シャツにリボンタイの格好をしたイギリスは、テラスの柵に片足を載せると、眼下に立ち並ぶ海賊達を見下ろしながら言い放った。
「さあ、跪け愚民ども!!」
「アーサーが・・・。アーサーがぁ〜・・・・・・(おろおろ)」
「何あのふりきれたテンション(汗)」
台本になかったはずのセリフを高いテンションで言い放ち、遂には高笑いをしているアーサーを前に、アルフレッドやフランシスの困惑の声が洩れる。
本来なら最も困惑すべき監督はノリノリでカメラを回していた。
「衣装とキャラがあれですから・・・。楽しくなってきたらしいです(引き攣り笑い)」
アーサー女王様計画発足(嘘)
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