「それでは最初の質問です。
 質問者は早さんですね。(近くに居たADさんに耳打ち)『リクエスト遅れててすいません(by管理人)』ってメモが付いてきてるんですが・・・。え、あ、はい。コメントは控えるということで。
 (咳払い)気を取り直しまして・・・まずは回答者を紹介しましょう。
 何かと話題を攫うカークランド兄弟の長男にして今年のベスト演技賞を受賞しましたパーシヴァル・カークランドさんです!O(≧∇≦)O」
「こんにちは」
「こんにちは。今日はよろしくお願いします」
「こちらこそ」

「それでは質問です。厳密に言うとリクエストですね。
 『弟さん達がいかに可愛いかを語ってください(笑)ついでに歳の離れた末弟の可愛いエピソードを教えてもらえたら嬉しいです。』
 ・・・テーブルの上に積み上げられていくアルバムの量に不安が隠せません( ̄_ ̄|||)」
「それはそうとなんで俺まで呼ばれてるの?」
「私1人では撮影に関することのツッコミが出来ないので、キャストから最低1名、同伴していただいております。
 というわけで、生贄とかいて犠牲と読む。カークランドさんの同期にしてご本人も弟さんのいらっしゃるフランシス・ボヌフォアさんです」
「いやいやいや。生贄と犠牲って意味同じだから。それにブラコンで言うならロヴィーノのほうがいいだろ?!」
「キャスト・スタッフ満場一致でボヌフォアさんになったんだそうです」
「・・・・・・・・・・・・帰っていい?(涙目)」
「駄目です(^^)」

(そうこうしているうちにアルバムがテーブルの上に全て載せられる)

「・・・何冊あるんですか?」
「アーサー単体のだけ持ってきたから・・・大まかに言って・・・えーと・・・」
「・・・いいです。挫けそうなんで聞かないことにします(_ _,)」
「そう?」
「うわっ・・・年単位じゃなくて月単位で纏めてある」
「・・・す、凄いですね」
「そうかな?どうしても夏や冬の写真が多いんだけどねぇ・・・」
「・・・・・・あの、隠し撮りらしきものが何枚かあるんですが」
「あ、それは没収品」
「没収・・・?」
「・・・詳しく聞かないほうがいいと思うぞ。それよりさっさと進めないと思い出話で全部終わっちまう」
「そ、そうですね!それでは弟さん達がいかに可愛いかを語ってください!」
「全部(即答)」
・・・・・・・・・
「・・・・・・・・・」
「一言で終わらすなよ」
「だってそうだし」
「どこがどう可愛いとか、こんな表情にぐっとくるとか、ここでこうされたらイチコロだとかないのかよ」
「お前が言うと異性の好みを聞かれているように感じるな」
「そういう感想はいらないから。えーと、じゃあ1人ずつ行こう!10行以内目標で」
「(あれ、私いらない・・・?)(ー_ー;)」

「まず、次男のケイだな」
「元雑誌モデルで、今は大学生院生ですね」
「あいつはあまり弟という感じがしない。双子とかコンビとかそんな感じだ」
「確かに、結構対等に喋ってるよな」
「両親死んでから働き出した俺の手伝いをするってんで家事とか弟の世話とか任せてたからな」
「そのせいであの節約上等!な性格になったのか」
「前にそれを取り上げた番組が出来てましたね」
「ああ・・・それについては苦労させすぎたかなと思わないのでもない(遠い目)。ちなみに髪を伸ばしている理由も散髪代・光熱費節約のためだ」
「・・・そのうち髪を売ったりしださないか?」
「ああ、鬘用のですか」
「・・・・・・・・・」
「いや、そんな『しちゃうかもなー』って顔されたら困るんだけど」
「・・・・・・・・・( ̄◆ ̄;)」
「注意しておこう・・・」

「次に三男のガヴェイン」
「現在ソロでソロのシンガーとして活躍中です。来月に新曲CD発売予定だとか」
「うーんと、昔は凄くやんちゃだったよ」
「そうなんですか?」
「うん。あいつが中学生の頃なんて悪い仲間が出来て、何度か警察の世話にもなった」
「・・・・・・・・・(なんだか遠い目)」
「(やんちゃというレベル・・・?)」
「そういえばケイがモデルのバイトを始めた理由があいつの保釈金と示談金のためだと知ったのは1年くらい経ってからだったなぁ・・・(しみじみ)」
「・・・・・・・・・(確実に遠い目)」
「・・・・・・あの、ボヌフォアさんが無言のままなんですが」
「気にしなくていいよ」
「はあ・・・?」
「(何か言いたげな目)」

「最後、四男アーサー。可愛いエピソード付きで」
「ドラマ・ヘタリアで一躍有名になったカークランド兄弟の末っ子さんですね」
*ピーターの存在はまだマスコミ関係者にばれていません。
「俺の知らないところでいつの間にかオーディションを受けさせられてて慌てて社長のところに殴りこんだよ」
「・・・さわやかに物騒なことをおっしゃりますね(汗)」
「ああ・・・どうにか無かったことにしようと大騒ぎしてたよな」
「そうなんですか?でも、最終的には了承されたんですよね?」
「・・・・・・アーサーにやりたいと言われて頭ごなしに拒否なんてできないよ。子供の頃から家事ばっかやって我儘なんて言ったこと無かったから余計に・・・・・・あ、いや、1つあったな」
「なんでしょう?」
「拾ってきた猫を飼いたいとねだられたことがあった」
「・・・子供らしいな、おい」
「ああ。実に子供らしいおねだりだった」
「・・・しみじみしているところを申し訳ないんですが、その言い方だと普段はとんでもないように聞こえるんですが( ̄Д ̄;)"」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「え、ちょ、だまらないで下さい」
「あれは10歳の誕生日の時だった。何が欲しいかと聞く俺に、あいつは幼い子供特有の邪気の無い目で電動ミキサーのパンフレッドを差し出してきた」
「・・・小学生が誕生日に電動ミキサー( ̄□ ̄;」
「他にはお年玉を電化製品につぎ込んだり、クリスマスにちょっと希少な香辛料を頼まれたり・・・」
「生活の中心が家事だったんですねぇ・・・」
「本人も趣味みたいなものだって言ってるからね。インドや中国に行ったときなんて市場で大量に食材を買い込んでいたよ」
「あー・・・そういえばエジプトに行ったときもなんか色々買ってたなぁ。アルフレッドが暇つぶしについていって後悔した顔してた」
「最近で言うと・・・ケイが始めた家庭菜園が予想以上に繁殖して、野菜が余ったからって本田さんに糠漬けを教わってきたって・・・」
「・・・極めて家庭的ですね」
「うん」