「やあ、皆!アメリカ役兼カナダ役のアルフレッド・ジョーンズだぞ!」 「こんにちは皆さん。日本役の本田菊です。今日は4日後に発売される『the本』の見所を紹介したいと思います。1日目は監督の独断と偏見で私とアルフレッド君です」 「・・・センパイ、なんか怒ってる?」 「いえ、別に」 「・・・・・・まあいいや。で、見所紹介についてだけど、それぞれお題があるんだぞ!俺とセンパイは【祝100】だ!・・・どういう意味なのか誰も教えてくれなかったんだけど、知ってる?」 「ええ、ちゃんと聞き及んでますよ。・・・アルフレッドくんのセット破壊回数だそうです」 「・・・・・・・・・え゛」 「教えられえたときは驚きましたよ・・・まだ100だったんだと・・・」 「変なところで驚かないでくれ。・・・本当に?」 「はい。――それでは、テレビの前の皆さんにアルフレッドくんの華麗なるセット破壊乱舞をスタッフ特別編集コマ割りバージョンでお見せしましょう!」 「ちょっ・・・やめてー!!」 (各自ご想像ください) 「いやー見事でしたねー。ちなみに本に特典DVDとしてついてます」 「・・・思い出したくない記憶まで出てきた・・・」(落ち込んでいる) 「それでは皆さん、the本をよろしくお願いします」 「・・・・・・」(まだ落ち込んでいる) 「やっほー。2日目担当のスペイン役のアントーニョ・ヘルナンデス・カリエドや」 「ロマーノ役のロヴィーノ・ヴァルガスだ。・・・なあ、その頭のアフロって・・・」 「へ?ああ、これ?この撮影の前の番組での罰ゲームでな、家に帰るまで外したらあかんのや」 「・・・後ろに「頭頂部埋没注意」って札が貼りつけてあるぞ?」 「あー・・・共演者のイタズラやろなぁ・・・」 「・・・・・・ひょっとして”ばり×2イッテル”のお馬鹿解明テスト?」 「せやけど・・・あ、みとるん?」 「た、たまにだ!た・ま・に!あ、カンペ出たぞ」 「んー?「早く進めろ」やって」 「じゃ、じゃあ、とりあえずお題の発表するぞ。お題は・・・【25】だ」 「今まで登場した国の数やって。ただしちょい出や名前だけも含めるともう少しいくやろなぁ・・・」 「ああ。新顔も出てきたしな」 「これからが楽しみやんな」 「まあそれについても本に書いてあるけどな。新キャラとか、裏話とか」 「そうそう。損はさせんで?是非買ってや」 「フランス役のフランシス・ボヌフォアだぞ」 「ドイツ役兼プロイセン役のル−トヴィッヒだ。3日目は俺たち2人が担当だ」 「んで、お題は・・・【2(残念!)】。どういう意味か説明してくれよ?」 「・・・・・・・・・」 「うん?」 「・・・・・・NG大賞」 「え、なぁに?聞こえな〜い」 「楽しんでんだろ、てめぇ・・・」 「はいはい、怒らないのー。ギルギルのNGシーンが特集番組で大賞取り逃して2位だったんだよね〜」 「最初からお前が言えよ!・・・1位になりたかったわけじゃないけど、なんか負けるのも嫌だったんだよ」 「結果が出た後一緒に飲みに行ったもんなぁ。お前の奢りで」 「2位の賞金使い果たしやがって・・・くそっ」 「怒らない怒らない。また次取れるかもしれないだろ?あれとかあれとかあれとか」 「それならアルフレッドのほうが有望株だろうが!俺は嫌だからな!」 「・・・もう遅いけどな」 「んな!?」(スタッフ全員が目を逸らす) 「スイス役のバッシュ・ツヴィンクリだ」 「イギリス役のアーサー・カークランドです。とうとう最終日となりました」 「えーと・・・お題は【9】?」 「・・・逆です。【6】ですね」 「ああ、本当だ。何の数字?」 「一人当たりの平均渡航回数だそうです。多い人だと二桁になりますが・・・」 「中にはスタジオ撮りだけな人もいるしな」 「ええ。室内シーンはほとんどスタジオ内セットです。本にはそれについても書いてありますよ」 「セットを作る光景から各自の外国撮影風景まで盛りだくさんだ。意味もなく凝っている小道具の紹介もある」 「室内家具の引き出しの中に入ってる物とか、出演者が気づかなかった部分にまで焦点を当ててます。・・・よくページに収まりましたね」 「かなり頑張ったらしい。・・・ここだけの話、予定は発売冊子の半分のページだったとか」 「・・・関係者の皆さん、ご苦労様でした」 「あと、ブックカバーは「バッシュさん。そこまで言っちゃダメです。プロデューサーさんたち慌ててますから。これ生放送なんですよ!?」 「じゃあ袋とじ「それもダメです。今まだ20時!よい子の皆さんがテレビを見てるんですー!」 「・・・・・・」 「買ってからのお楽しみなんですよ!ね?」 「・・・見る価値はある。保障する」 「はい。大変楽しい一冊となってます」 (カメラが切り替わり全員集合シーンになる) 『the本!乞うご期待!!』(全出演者声) |