ギルベルト・バイルシュミット 【東ドイツ / ドイツ人の聖母マリア騎士修道会】 他称:血塗れの”マリア”。ヴォルホルの武器庫番。 銀髪赤眼のアルビノ。いつも小鳥を連れている。 東西統一の時点で東ドイツとしての存在は無くなっており、対悪魔勢力としての騎士団の存在がギルベルトを存在させている。ただし、バチカン所属ではなくドイツの一部扱い。 普段はドイツ東部僻地にある騎士団の末裔が作った村の教会で司祭をしている。偶に軍の教官として呼び出されたり、ドイツの様子を見に来たりとフットワークは軽い。 教皇庁には臨時の凄腕エクソシスト扱いされているが、本来の役目は人の手に余る対悪魔用武器や呪具などの管理。教皇庁の認可なくフリーの悪魔掃除屋に横流ししたりもしている。 戦闘スタイルは刀剣と武術、たまに銃。魔術は人に教える事ができる程度には使えるらしい。 過去に使ったことのある刀剣ならば自由に出したり消したり出来る特殊能力を持つ(原理は不明)。専門科曰く錬金術と反魂的召喚術の混ざったような術らしいが、本人は呼吸のように無意識に行っているため教える事はできず誰も真似できない。 アーサー・カークランド 【イギリス(イングランド)】 他称:フェアリーテーラー(御伽噺の語り部)。妖精の庭の”司書”。 金髪緑眼。 とある手順を踏むと訪れる事のできる”妖精の書架”で表ざたに出来ない歴史や失われた知識を保護・管理している。そこに国としての意思が介入することは無く、自身や友好国に都合の悪い歴史を消去することも敵国への脅迫材料になる歴史を利用する事もない。 自発的に悪魔やバチカン関係者に関わろうとはせず、人外からの相談を受けて動くことが多い。 妖精や精霊たちと繋がりを持つ人外の代弁者として教皇庁とは対等なスタンスをとっており、基本は双方不可侵。一応『門外臨時顧問』という役職を付けられている。 妖精たちとの契約を素とした元素魔法を使う。武器として好むのは弓矢や銃などの遠距離のもの。他にも特殊な製法で育てた植物を薬として使用したりする。 ルクス・ヴァティ・ミカエリス 【バチカン市国】 他称:信心の化身。神の”代行者”。 銀髪銀目。性別不明に見えるが、ちゃんとした男。 バチカンの存在はコンスタンティヌス帝によって教会堂が建てられた後、8世紀ごろに教皇領が本格的に成立した辺りからだが、正式にバチカン市国となったのはラテノ条約後なので結構最近。そのため精神的にも肉体的にも成長が遅く、10代後半の外見と子供っぽい性格をしている。 国際会議などに出る事は無く、ちゃんとした面識があるのはイタリア兄弟・スイス・フランス・イギリス・プロイセンぐらい。あまりにも存在がレアなので、見ると幸運が訪れるという都市伝説まである。 引きこもりというよりは箱入り。外への好奇心は強く、観光客に他国の話を聞かせてもらうのが趣味。 カトリック教会の総本山として悪魔から人を守るべくエクソシストたちの教育・統括を行っている。 名前が正式に決まってなかった頃はバチカンの由来である『ヴァティカヌスの丘』からヴァティと呼ばれており、そのまま人名にしてしまった。ちなみにルクスはラテン語で『光』。 ルートヴィッヒ・バイルシュミット 【ドイツ】 他称:マリアの子。 金髪碧眼。 ギルベルトの弟。幼少時代にギルベルトを狙った悪魔に襲われて瀕死の重傷を負ったことがあるが、彼自身は悪夢としてしか覚えていない。 ギルベルトによって悪意あるモノの干渉を一切受け付けない”守護”を与えられており、オカルト関係の被害に遭う確立は常人よりも低い。その分、本能的な危機感もないためかなり危ない曰く付きの場所にうっかり近づいてしまったりする。 兄がエクソシストをしていることは知らず、昔取った杵柄で司祭をしていると思っている。出来れば軍の教官として(←人材的な意味で)近くに居て欲しかった(←ブラコン的な意味で)。 本田菊 【日本】 他称:東の剣士。領域無き科学者。 悪魔が人間界に来るようになる以前から存在し、悪魔がこちらに来るようになった時点で土地そのものが悪意ある存在を排除する力を得ていたため、悪魔の影響を受けることが無く存在すら知らなかった。妖怪はイギリスの妖精に近い存在だが、人の心が科学に近づいたため見ることが出来なくなり、かつて交流した記憶すら失くしてしまっている。 悪魔のことを「異世界から来た存在」「宗教的には神に敵対するモノとされている」といったことはすっ飛ばして新種の生物(UMA的な…)という捉え方をしている。 師匠であるギルベルトに協力するべく、アーサーと共に魔法と科学の融合を試みている。 数多の血と怨念を浴びて妖刀と化した刀の他に、平安時代に陰陽師をしていた頃の呪具・霊具などを扱う。 注*以下、コラボキャラ(ただし原型ほぼ皆無) スパーダ 他称:”魔剣士”。反逆者。 2000年前、悪魔でありながら人間たちを守ろうと、人間界侵攻を企てた魔帝に刃を向けた反逆者。現在は生死不明。 人間の姿は銀髪碧眼で西欧風の男性。本性は金目に鎧のような外皮を持つ人型。 かつてイングランドを助けた事から妖精たちにも気に入られ、テメンニグル計画*1後はイギリスを拠点としていた。後に人間の妻エヴァを娶り子を儲けた(←この時、戸籍はあったほうがいいからとカークランド姓をもらった)。 数々の偉業にも関わらず教皇庁からは不穏分子として警戒され続けていたため、その矢面に立ったアーサーと教皇庁の仲が一触即発のものになってギルベルトは頭を抱えたらしい。 妻が妊娠した際に、『スパーダの子供』が教皇庁に目を付けられる恐れがあると考え身を隠すために渡米。しかし、子供が生まれたという手紙を最後に連絡が取れなくなった。 ダンテ 他称:”Devil May Cry”。司書の秘宝。 スパーダの息子。半人半魔。 銀髪碧眼。 幼少時に魔帝の刺客によって母親が殺された後、スパーダ一家を捜していたアーサーに双子の兄とともに引き取られる。数年はイギリスで過ごしたが、兄が行方を晦ましたのを機にアメリカへと渡った。 戸籍上はアーサーの孫ということになる。スラングや皮肉、銃の腕はアーサー譲り。 アメリカのスラム街に『Devil May Cry』という名の事務所を構える、裏世界では名を知られた便利屋にしてフリーの悪魔狩人。『泣かないはずの悪魔も泣き出して詫びを入れる』ほどの男だといろんな意味で一目おかれている。 自身が半魔であるため教皇庁には関わらないようにしている(教皇庁には彼を戦力として引き入れたがった者も居たが、アーサーとの揉め事を避けた幹部連に黙殺された)。 父の形見である大剣と特殊改造された二丁の大型拳銃を使用。身体能力は常人離れしており、頭や心臓に致命傷を受けても致命傷にならない。 *1 テメンニグル計画 1000年前に未開の大陸(後のアメリカ)に建てられた塔。意味は『恐怖を生み出す土台』。 塔が建てられた経緯は不明だが、一説では異教徒を迫害した教会によって行き場を失い悪魔の姦計に陥った魔術師の作品ではないかと言われている。 魔界と人界を繋ぐ通路の扉のような役割を持ち、スパーダはこの塔を封印の要とすることで魔界を完全に封印した。 現在はその封印も解け、悪魔たちが再び人間界に出現するようになっている。 |