『保健室でサボったら、インフルエンザうつされた』 「という報告があまりにも多いんだが、サボってる生徒と感染対策のされていない保健室とどっちを注意すればいいと思う?」 「え〜・・・」 「保険医は何をしてるんだ」 「インフルエンザの感染源となって休養中」 「「・・・・・・」」 「保健室閉鎖しちゃう?」 「んな学級閉鎖じゃあるまいし・・・」 「予防接種を義務化するほうがいいんじゃないか?」 「ふむ・・・上に掛け合ってみるか」 「サボり対策はどうします?」 「ん?」 エドァルドに尋ねられたアーサーは、にこりと笑みを浮かべて意見書の束をイヴァンに渡した。 「好きにしていいぞ」 「わ〜い」 サボっておきながら意見するなんぞおこがましい。 話によって仲の良さが変わるアーサーとイヴァン。 1年前半良好→1年後半決裂→険悪期→2年後半和解→3年前半悪友化な流れ。 |