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Title:早速・・・
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一昨日の事だ。深刻な顔をしたKがうちにやってきた。
思わず何が起こったんだと身構えたな。(何せ問題が起こる原因に心当たりがありすぎる!)
そんな俺に告げられたのは、全く予想していないことだった。
以下、覚えている限りの実録だ ↓
「Aさん・・・Lさんのことをどう思ってらっしゃるんですか?」
あれ?なんかフラグ立った?
これってあれか?
K→L?でなけりゃK→俺?
あれ?B×Kじゃなかったのか?
三角関係?じゃあ、近々修羅場??しかも俺まで参戦?
・・・・・・んな訳あるかぁ!! (ノ゚听)ノミ ┸┸
「ど、どうしたんだ?何かあったのか??」
「・・・・・・・・・」
文字じゃ分かりにくいだろうが、このときのKの威圧感は凄かった。
「Bさんに相談されまして・・・」
「Bに?」
訪問者の大半は知っているだろうが、このB――つまりL嬢の兄――はかなりのシスコンだ。まあ、L嬢は可愛いから過保護になるのは仕方ないと思うが・・・。
かく言う俺も今は離れて暮らす妹や弟にはどうも甘いしな。
さて、この状況でこの話の流れが行き着く先といえば、懸命な諸君は予見出来ているだろう。
何かと予想を裏切って斜め方向に突っ走って行く友人達だが、今回は見事にど真ん中へ突っ込んでくれた。
「最近、Lさんの様子がおかしいんだそうです」
「おかしい?」
「遠くを見るような目をして溜め息をついていたり、何かを考え込んでいたかと思えば顔を真っ赤にして挙動不審になったり、急に恋愛小説を読み漁ったり」
「・・・・・・」
「さらに・・・この前Lさんが読んでいた本、何だと思います?」
日本人の笑ってないのに笑顔という表情は、人種を越えて効果のあるリーサルウェポンのようだと思った。
「『友愛を恋愛に発展させる10の方法』」
「・・・・・・」
・・・・・・これまでの俺の日記を読んだことのある諸君らは気づいているだろう。
それはこいつらのせいだと。
その後、延々とL嬢が俺に気があるんじゃないかとか、もしそうなら俺はどうなんだとか問い詰められ続けた。
夜が更ける時間まで話し合ってようやく、俺も彼女も親愛以上の情があるわけではなくただ単にL嬢がそういうお年頃なだけだと納得してもらえた。
おそらく、そのままBのところに事情を話しに行くのだろう。
きちんと誤解を解いてくれることを願う。
それにしても下手な外交よりも疲れた・・・。
*追記
(ノ゚听)ノミ ┸┸
上記の顔文字についての質問が多かったんで答えておく。
これは日本で使われている顔文字で、ちゃぶ台返し(←これについてはカテゴリーの『日本独特文化』を見てくれ)を表わしている。つまり、苛立ちやツッコミを表現しているわけだ。
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