『ラスボス【名詞】
 ラストに出てくるボスキャラ。即ち最終ボス。
 ジャンルを問わず、戦闘行為・対立構造があるようなゲームではどこかで敵の野望を打ち砕き、それを以ってゲームを終わらせる必要がある。その際に戦い、そいつを倒せばエンディングというボスが「ラスボス」である。
 一般的には魔王等その戦争・騒乱をを引き起こした首謀者がラスボスである場合が多いが首謀者が呼び出した破壊の化身だったり、首謀者亡き後その部下が悲しみを背負ったことで覚醒してラスボス化したりする場合もある。
 

                        引用元:笑笑動画大百科』


 

 


 この意味に乗っ取った場合、我らが魔王陛下がラスボスで勇者一行の旅の最後に立ちはだかるべきということになるわけか。

「イタリアああああああ!」
「兄上、落ち着けって」

 ダンジョンを進む勇者一行――姫が逃げようとして、剣士に捕まって、勇者が茶々を入れている。よくある光景だ。――を柱の陰から見下ろしながら、今にも飛び出して行きそうな神聖ローマに苦笑いしか浮かばない。

 無理だろうなぁ・・・

「はいはい。帰りましょうね、兄上」
「放せー!」
「まだダメですよー。ほら、俺とハンガリーで作った『兄弟ほのぼの写真集第3巻』見せてあげますから」
「ううう・・・・・・」

 

                                               「ラスボスが早々に出てくるな!!」

 

 『転じて、何かの首謀者や、攻略難易度が一番高いキャラ等の「作中最強の存在」・「威厳・威圧感があり、目に見えて強そうな物」をこのように形容する。』
 ・・・あれ、ひょっとして俺が黒幕でラスボスとかいうオチ?