幼子をだっこして背中にロシアをはり付かせて(というか抱きつかれた状態でひきずって)いるイギリスを見たフランスの第一声。

「イギリスがロシアの子供を産んだー!!??」
「んなわけあるかー!!」

 小さな子供と大きな子供をくっつけたままの蹴りといえど、それは見事にフランスを吹っ飛ばし、弟と息子に歓声をあげさせた。

「すごいぞ、いぎりすちゅ!」
「変なこと言わないでよ、フランスくん。僕、こんな子産んでないよ」
「え?お前らそういう関係?露英じゃなくて英露?」
「ううん、僕のほうが上だよ」
「お前も余計なことを言うんじゃない!」
「じゃあ、やっぱりイギリスがブリタニアなんとかの力で・・・」
「何血迷ったこと言ってやがる」
「そうだぞ。ぼく、このおじさんがパパなのは嫌だぞ」
「あははは、本当に生意気だねー」

「俺は”母”親なのか・・・?」
「・・・子供なのは否定しないのか?」
「・・・・・・ロシア、が」
「ん?」
「自分以外が弟になるのは嫌だ、と」
「・・・あー、うん、分かった。よっく分かった」









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 外見年齢5歳ぐらいのアメリカ。ロシア叔父さん(笑)が嫌いです。