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「カナダ、ネクタイ曲がってる」
「え?あ、すいませ」

 カナダがネクタイに手をかけるよりも先にイギリスの手が首にのばされた。
 硬直するカナダの様子に気づくことなく、ネクタイをほどいたイギリスはそれを器用な手つきで結びなおす。

「ん、これでよし」
「あ、りがとうござ、います」

 イギリスが立ち去った後もカナダはしばらく動けなかったと言う。





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A

「カナダ」
「あ、はい。なんですか?」

 呼ばれて振り返るとほぼ同時に白く細いイギリスの指が伸びてきて、カナダの硬く短い髪を撫でるように梳いた。

「〜〜〜〜〜〜!?」

 声にならない悲鳴を上げることで混乱を表したカナダだが、好意には致命的なまでに鈍いイギリスが気づくわけも無く、サイドの髪を耳に掻き揚げるようにしてから手を放した。

「ゴミついてたぞ」
「は、はあ・・・ありがとうございます」

 立ち去るイギリスを見送るカナダ。入れ違いのようにセーシェルがやってくる。

「カナダさーん。眉毛見ませんでしたか・・・って、あれ、可愛いですね」
「え?」
「お花ですよ。オレンジのバラですかー」

 髪に挿された花に気づいたカナダが、花の意味に気づくまであと2分。





 英が天然たらし・・・
 あれです。お姉さまです。

 ちなみにオレンジの薔薇の意味は『信頼』

カナダの外見について
 スレンダーで長身。(隠れ巨乳にするかどうか考え中)
 男装しているわけではないが、ユニセックでボーイッシュな服を好む。
 執事服が似合う。(パブとかで男装して給仕してるイメージ)

 んで、学校とかだと運動部に入って後輩たちからもてもてなんだろうな。バレンタインとか大量にチョコもらうわ、ラブレターが下駄箱埋めるわな先輩。
 だけどイギリスの前では赤面+挙動不審になればいい。いわゆる乙女化(イギリスでやれとか言わんで下さいね)。
 背の高い子が赤面しながら身を縮こますように恥ずかしがっている姿は萌えだと思う。